図:直立状態での圧力分布
自然に立った状態で、自分がどのように荷重をかけているのかが一発でわかります。ワタシの場合は明らかな後ろ荷重で、体重のほとんどをカカトで支えています。しかも左寄り。後ろ荷重になっているぶん、足指のほとんどが浮いてしまっています。
計測後、つま先で地面で掴むことを意識し始めました。はっきり言って、人生が変わるほどの変化です。
「もちろん、シューズはお好きなデザインで選ばれても構わないのですが、ご自分の用途や好みに合わせて選択肢を絞っていくと、ウォーキングはもっと楽しくなります。そしてサイズも重要です。まずは松田さんの足をチェックしてみましょうよ」
『エスポート』3Fシューズフロアでは、計測器による足のデータ収集を無料で行ってくれます。もちろん結果的に何も購入しなくてもOK。所要時間は1分弱、靴を脱いで計測器に乗るだけで、足のサイズとプラスアルファのデータを取ってくれます。
「松田さんは左足で体を支えているようですね。そして右足で蹴り出す」
横山さんとは初対面なのに、ワタシの人生を見透かされたような気持ちになりました。衝撃的。子供時代からの思い出が、走馬灯のように駆け巡ります。体育館で“休め”をしているワタシ。取材相手と立ち話をしているワタシ。“あんた、お父さんの歩き方にそっくりね”と、母に言われて反発半分、納得半分で歩いているワタシ。足の圧力分布データを見て、歩き方のクセまで指摘する横山さんは本物のプロでした。確かに立っているときは左足で体重を支えていることが多いし、歩くときは左足を引きずり気味、右足だけで跳ねるように歩いています。普段はまったく意識していませんでしたが、言われてみて過去を振り返ると、ずうっとそうしてきた気がします。
さらにビックリしたのはサイズ。今までシューズを選ぶときは、親指が当たるかどうかを基準にしていて、結果、大きなサイズを選ぶことが多かったのです。ワタシは“○○の大足”だと信じ込んでいました。ところが実際に計測してみると、長さよりも幅のほうが特殊でした。ワタシの足は、かなりの幅広だったのです。
「足にはさまざまな形があります。骨格を意識してみてください。甲の部分の骨が下がっていることもありますし、下がった結果、幅が広がっていることもあります」
横に広がっているはずの5本の足骨を、幅の狭いシューズで絞り込む。すると足長が伸びて親指が当たる。そういえばちょっと前に革靴を買ったとき、デザインで選んだヤツはソールが極端に細すぎ、自分の足が皮革を思いきり伸ばした状態になっていました。骨格まで意識すると、シューズ選びはずいぶん変わってきます。
靴を脱いで立つだけで、後は機械とスタッフが計測を進めてくれます。写真で立っている場所が圧力分布の計測器、右隣りにあるのが採寸用の計測器です。データはプリントアウトしてくれるので、持ち帰って家族と人生を語れます。
足の骨を横から見ると、カカトと、甲~指に至る骨の二手に分かれています。つまりアーチ状になっていて、中央部分が“土踏まず”。筋肉の付き方によっても、足の形状や接地面、荷重分布が変わってきます。
かなり見苦しいですが実写で紹介します。左右の差はほとんどありせんでしたが、幅広であることを、42年間生きてきて初めて知りました。サイズだけでなく、指の形状も人によって違います。『エスポート』ではそれも含めて適切なサイズのシューズを見つけてくれます。